俺の彼女は変態です
「っは、陸く」




「ちょっと黙れ」




もう一回今度は自分の願望のままに荒くキスをするとどうしていいのか分からないゆりが俺のシャツの裾をぎゅ、っと掴んだ。







「っ、はぁっ」





解放してやるとゆりは肩を上下にして呼吸をした。そしてこちらを見て、「慣れてるんだねぇ」と嫌味を吐いた。




「お前よりはな」



「そうやってまた!
私だって陸くんと別れたらいっぱい彼氏出来ちゃうかもよ」


「はいはい」








ぎゃんぎゃんうるさいゆりは、結局泣いた理由を教えてはくれなかった。
まぁいいか。





こいつはこいつで、なんか考えでもあるんだろう。








「陸くん」



「なに」





「また、…お、お願いします………」



















ほんと、どうして俺こんな奴を好きになってるのやら。









(不器用なキスでした)


(私しか受け止められないって思ったし、私以外受け止めて欲しくなんかない)



(なんてね。)











作者がただいまセンチメンタルな気分によりかなり普通の恋愛話に……、
次からしっかりコメディです
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