気づけば視線の先に君がいた。
「ねぇ、夏実」
紗季ちゃんが私と向かい合わせに座り直し、じっと私の目をみつめる。
「な、なに…?」
「今はまだわかんないかもしれないけど…
夏実がこの先、どうしようもなく好きで
離れたくなくて、この人じゃないと絶対にだめって思える人ができたとき、
私は夏実を応援するからね」
そう言って、紗季ちゃんはニコッと優しく笑った。
……なんでかな。
今の言葉が私の心にじーんと広がって、
涙が出てきそうだった。