《完》Second 愛し方を知らないだけ。




あのあと、優子さんは一泊していって、朝早く家を出て行ったそう。






そして今日は月曜日。

…学校です。


あたしは身支度を済ませ、来季の家へ足を運ばせてチャイムを押し、玄関の前で待つ。

するとすぐに来季は出てきた。


「おはよ」「おう」

二人の声が重なり、お互い笑い合う。


そして手を繋いで学校へ行った。

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