ほっといて

それは無理だ。

相手に敬意も払わず話すなんて無理だ。



「どうして私を助けたんですか?」


「そりゃそうだろ!

話したいことがあったんだし。


それに…なんだか、
佐波と話したくなったんだ。

もっともっと一緒に過ごしたいと思ったんだ。


だから佐波を失いたくないって思って。



< 86 / 333 >

この作品をシェア

pagetop