パツ子と甘えん坊くん。



墓穴を掘ったあたしは真琴との身長差に落ち込む。



あ、じゃあ、別れ際にあたしから軽くキスするとか!?



身長差に落ち込み過ぎて変な案が出てきてしまった。



段々顔が熱くなってきた。
またかよって思ったでしょ?



しかもキスとか身長差の問題が掘り返してきた。



あたしの身長じゃ、背伸びしても真琴の唇には届かないだろう。



何であたしの背は伸びないのか…



一年の女子生徒にもちっちゃいとか言われたし…



自分の小ささに落ち込んでいると突然声が聞こえた。



「…小夏!」


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