イケメンの顔面踏んづけた結果。









―――…触れた唇は一瞬で離れて






あたしは何が起こったのか分からず、まだ目の前にある新藤慧の顔を凝視したまま絶句する。





…えーっと。



今。



もしかして。



もしかすると。



新藤慧と









キス「きっっも」








「…はい?」





突如吐かれた暴言にそんな間抜けな声が出た。





「なんつー顔してんだよブス」




そしてクルリとあたしに背を向けると、まるで何事もなかったかのように歩き去っていく奴。









「…はぁあー!?!?」








< 154 / 290 >

この作品をシェア

pagetop