私立桜庭高校自殺コーディネート部
千葉未来


「ああロミオ!!あなたはどうしてロミオなの?」


文化祭。舞台上の演劇発表で、ひときわ輝く一人の少女。



「やはり、あの子は「劇団暁」にふさわしい。ぜひ、うちに来てもらえないだろうか・・。」


「しかし、マネージャーさん・・・。あの子は、耳が聞こえないんですよ。

 無理がありますよ、さすがに。」


「!校長先生!!それは本当ですか?!それならなおさらうちに来てもらいたい・・・。

 耳が聞こえないのを感じさせない、迫真の演技・・・!!」



「うーむ。」



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