ＺＥＲＯ 深淵が謡うセレナーデ
【第一章】必然
世の中にはいろんな出来事がある。　　　　　　朝、散歩をしていたら道中に財布が落ちているの見つけて交番に届ける。スーパーで買い物をしてその時に貰った福引き券で五等のビニール傘が当たる。　　　　　　　　小学生の時に遠くに引越ししてしまった親友と十年ぶりに再会する。
普通に考えればこれらの出来事は「たまたま」
「運が悪い、運が良い」と考えるだろう。
だが、僕はそうは思わない。例えば、落ちている財布を交番に届けたら、すでに財布の持ち主が交番に来ており、その持ち主が昔の彼女であり、これがきっかけで再び二人は付き合うことになり結婚する。
買い物の途中でたまたま福引きでビニール傘が当たり家に帰っていると突然、雨が降り出し福引きで当たったビニール傘のおかげで濡れずに家に帰ることができた。
十年ぶりに再会した親友は窃盗や麻薬などに手を出していて親友との再会によって間違った道から正しい道へ戻される。
などこれらの出来事は偶然などではなく全て起こるべきして起きたこと、必然なのである。
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表紙・目次

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