あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~

「立香は余裕だな。」


笑うあたしを見てブッスーとひねくれる二人。


『えっ?余裕ってわけじゃないけど…。』


二人いっぺんにひねくれられると困ります。

ブッスーとした視線にあたしはたじたじだよ。


『あ、自販機の前にベンチあるからジュース飲みながら落ち着こう?ねっ!』


そういって自販機の方へ歩き出すあたし。


「今回は誤魔化されてやるか。」

「りっちゃんだから仕方ねーなー。」


随分な言いぐさだなぁ。

確かに、誤魔化そうとしましたけどね。
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