あたしをくれた貴方へ~幼い恋愛~

友達


『波崎さん、どうしたの?』


今はお昼休み。

あたしは廊下を歩いていた。

そしたら、後ろからクラスメイトに話かけられた。


『ちょっと行きたい場所があるだけだよ。』


そういってクラスメイトを軽く交わす。

きっと冷たいって思われてるんだろうな。

って心の中で思いながらもあたしは全然反省しようとしない。

たまに愛想よく応えることもある。

でもそれは・・あたしがその人に対して本気で向かいあおうとしてないから。

本気でぶつかろうとしないから。


『はぁ・・。』


ついため息が漏れる。

ほっといてくれればいいのに。

そうすれば誰も傷つかないのに。

あたしは誰とも深く関わりたくない。

< 21 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop