愛の欠けた宙

「真希〜今日学校行く?」
朝5時から電話してきたのはおなじ学校の灯(あかり)だった。

「朝っぱらから何かとおもったら……行くけど。あんたは?」
「いちお行く。いや〜昨日大分夜遊びしたからいかないかなーって」
「もー。いくに決まってんでしょ!切るよ」
私は有無を言わさず携帯を切った。

……せっかく寝てたのに灯は…
今何時だと思ってんだ。寝る気を無くした私は、ベッドから起き上がった。

カーテンを開けるとまだ外が真っ暗なのが分かる。

部屋の明かりをつけ、私はソファに座った。

……私は一人暮らしだ




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