[短編]キミと僕と愛の詩
「奶斗くんって作業早いっ。楽譜よめるの?」

「そんなことないよ。小学の時に楽譜読めなくてさ、すげえ恥ずかったからだいたいの位置覚えただけだよ。」

「そっかあ。あたし遅くてごめんね。」

謝らないで。そう言えなくて。ただ目を逸らすだけ。
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