Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜

*思い出




俺らが幼稚園の頃
この頃の俺は静かで恥かしがり屋で友達もほとんどいなかった



「ねぇねぇ、なに描いてるん?」



絵を描いてた俺に話しかけてきたのが嘉陽だった



「……ら、ライオン」



「上手やね、かっこいい」



嘉陽は、俺の隣に座り絵を褒めてくれた



褒められたことなんか先生以外なかった



やから、俺はそれがすごい嬉しかったんや



「昂くん、きてきてーライオンさんやって上手だよ!」



奥から走ってきたのは昂
明るい性格は今とほとんど同じ



「ほんまや!洋太くんすごいな」



これが2人との出会い
これから俺たちはよく遊ぶようになった


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