Birth Day〜さよなら、悲しいあの日〜
「ちょちょ、龍哉なにちゃっかり美雨自分の席のほうつれてってんのよ!!」
慌てたように走って来たのは一昨日お見舞いに来てくれた咲
「美雨は俺といるのが一番なんだバーカ」
「んな!!」
「美雨こいつといるとひどい目あうぞ...」
わたしの耳のそばでヒソッとそう言った
「龍哉、なに美雨に叩き込んでるんだよ!
美雨は絶対わたしといる方がいいし」
「お前席あっちだろ?残念ですね」