サヨナラのしずく
オザワ君が言っていた“椿連合”って言う言葉を思い出した。



ここにいる男の人たちはいかにも暴走族って感じの人たちばかりで、きっと椿連合の人たちなんだと思う。



花道のように開けられた間を俊平とふたりで歩いていく。



そして奥の昨夜座っていた席まで行くと、カズキさんたちがいた。





「こんな数動かしてあいつら何したんだよ?どう見ても普通の高校生なんだけど」




カズキさんは俊平に向かってそう話しているけど、あたしには何の話かもわからないし興味もない。




「あいつらか?」


「ああ、そうだけど」





あたしはあいつらと言われる人たちの方へと視線を向けた。



えっ?



あの人たちって…。




「雫、お前を襲おうとしたやつらで間違えねぇか?」




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