サヨナラのしずく
俊平の腕に包まれたまま笑いあって会話をしたり、ときおり唇を重ねたりふたりで甘い時間をすごしていた。
さっきまでの険悪な雰囲気はもうどこにもない。
「今日、泊まっていくか?」
「…うん」
また唇を重ねようとしたその時、扉が開いた。
その音にあたしたちふたりの動きは止まり、扉の方へと視線を向けた。
そこにはカズキさんとタケさんとアカギさんがいた。
「あれ?邪魔しちゃった?」
カズキさんはそう言いながらも遠慮する様子もなく入ってきた。
「何しにきた?来んなって言ってあったろ」
「いや~わざわざ帰り際に部屋には来んなって言いにくるからこんなことだろうと思ってきてあげたわけよ」
クラブを出るときにカズキさんに言いに言ったのって、帰るじゃなくて来るなって言いに行ってたの?
さっきまでの険悪な雰囲気はもうどこにもない。
「今日、泊まっていくか?」
「…うん」
また唇を重ねようとしたその時、扉が開いた。
その音にあたしたちふたりの動きは止まり、扉の方へと視線を向けた。
そこにはカズキさんとタケさんとアカギさんがいた。
「あれ?邪魔しちゃった?」
カズキさんはそう言いながらも遠慮する様子もなく入ってきた。
「何しにきた?来んなって言ってあったろ」
「いや~わざわざ帰り際に部屋には来んなって言いにくるからこんなことだろうと思ってきてあげたわけよ」
クラブを出るときにカズキさんに言いに言ったのって、帰るじゃなくて来るなって言いに行ってたの?