サヨナラのしずく
その後あたしたちは、いつものようにご飯を食べに行き、最近ダーツをやりはじめたあたしのためにダーツをやりにきていた。



最初は的にすら当たらなかったけど、俊平に教えてもらい少しずつ上達してきたと思う。



でも今日はあまりうまくできなかった。




「そろそろ帰るか?タクシー乗り場まで送ってく」


「まだ。もうちょっと投げる」


「お前さっきもそう言って1時間たつぞ」




俊平にそう言われたけど、あたしは無視してダーツをやっていた。




「また明日も来ればいいだろ。あんま遅くなると親が心配するんじゃねぇか」


「……いない」


「あ?」


「心配しないから大丈夫」




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