溺愛王子とヒミツな同居



いっぱいのごめんを言ってくれた谷山君。



本当に辛くて、いっぱい悩んだ。



初めて会った時に私が言った、今日からお友達だよって言葉。



今度は、手を差し出して谷山君が言ってくれる。



だから、私は



その手を取って、微笑んだ。



そんな私に驚いた表情を見せてから、嬉しそうに思い切り顔をクシャクシャにして笑った谷山君の笑顔は、今までに見てきたどの笑顔よりも輝いて見えた。



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