秀才ちゃんとおバカくんの恋☆

海斗side

クラス発表の掲示板の前に行くと、やっぱり人が多くなっていた。

こりゃ見るのも大変そうだ。

ん?あの女もなんか見たそうだな。よし、声かけてみるか…

「なぁ、おまえも掲示板みたいんだろ?」

…ちょっと軽かったかな。

「え?あ、まぁ…」

うっわ!めちゃめちゃ俺の好み!

「名前、教えてくれよ。見てくるからさ。」

「え?あ、大葉彩香です。」

よっしゃ!名前げっと!

「大葉だな。ちょっとあっちで待ってろよ。」
と俺は人の少ないところを指した。

「それはどうも。」
といって大葉はおとなしく俺の指したところへむかった。

「えーと…大葉、大葉…」
と大葉の名前を探しながら自分の名前も探した。
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