今日も秘密。

キッチンに置かれた大きめのお弁当箱を見て、虚しくなってくる。


「っ…」


だんだんと自分のしたことが馬鹿みたいに思えてきた。

頬の上を何かが伝っていく。

「う…っ…ック」

やだ!何泣いてんの私!

しっかりしろ!

25の女がこんなことで泣いてどうするの!?


「ッ…バカ…みたいっ…」





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