ハッピー☆ウエディング


「ちょっと!行くってどこに!?」




きょとんとしてあたしの顔を眺める瑛太。

あたしはその顔をキッと睨みつけた。

そんなあたしの膨れた顔を見た瑛太は「ぶはっ」と吹き出した。





な、なに笑ってんの!?




どんどん体が熱くなっていくのを感じた。





「いいからついて来いよ」





なにが可笑しいのか、瑛太はケラケラ笑いながら再びあたしの手を掴み歩き出した。





「や・・・・」




やあぁぁ~~~~~~~!!!!!!






半分涙目のあたし。





時々振り返っては、にっこり微笑む瑛太。





コイツやっぱヤダ~!




さっきのあたしの感動を返してほしいっ







もう、ほとんど引きずられるようにあたしは瑛太の後ろを歩いた。



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