ハッピー☆ウエディング
「ただいまぁ」
学校から帰ると、家には誰もいなかった。
あれ?
テーブルの上には置手紙・・・
『葵・亮へ
母さんの実家に行ってきます。
おばあさんが入院したとの事だから、様子を見てきますね。
足を滑らせて腰を打っただけのようなので心配はいりません。
家の事はお願いしますね。
明日には帰ります。行って来ますね。
父・母』
そうなんだ・・・
おばあちゃん、大丈夫かな?
あたしは、自分の部屋に戻るとベッドの上に倒れこんだ。
『ピリリリ』
睡魔に襲われそうなところで携帯の着信音に呼び戻された。
カチ
携帯を開くと、亮からメールだった。
『中嶋の家に泊まってく。父さん達の事は聞いたから。ばあちゃんなんともないらしい。』
“なんともない”
よかった。
亮も今日は居ないんだ・・・
1人かぁ
あたしはホッとしたら、また睡魔が襲ってきた。
そして、一気に意識は遠のいた。