LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
兄貴の行きつけの小料理屋の一室で、
僕は、昼食をとりながら、
柊との結婚について語った。
「そうか、お前もそんな年かあ!
なんかめでたい話が続くなあ。」
「続く?」
「そうだろう?親父のところもついに結婚することになったらしいし、
お前も結婚するって言うじゃないか、
いやあ、なんか嬉しいなあ。」
「……」
「何どうした?」
「兄さんは、嫌じゃないのか?親父の話……」
「あ?なんで?
あの、放浪親父が身を固めてくれるって言うんだよ?
肩の荷が下りるだろう?」
「手切れ金渡して親子の縁を切ろうとする親父を
兄さんは何とも思わないの?」
「いいじゃないか幸せなら。
俺、親父がずっと1人でいるほうが心配だったし、
人並みに結婚しようと思えるようになったことは、
心底うれしいんだよ。
これであの人も自分の人生のために歩き出せたんだって。」
業兄の穏やかな表情から、
本気で、そう言っているのだということが見て取れた。
5年前に結婚し、家庭を持っている兄さんは、
いじけたの僕感情なんてあっという間に払拭してしまう説得力があった。
僕は、昼食をとりながら、
柊との結婚について語った。
「そうか、お前もそんな年かあ!
なんかめでたい話が続くなあ。」
「続く?」
「そうだろう?親父のところもついに結婚することになったらしいし、
お前も結婚するって言うじゃないか、
いやあ、なんか嬉しいなあ。」
「……」
「何どうした?」
「兄さんは、嫌じゃないのか?親父の話……」
「あ?なんで?
あの、放浪親父が身を固めてくれるって言うんだよ?
肩の荷が下りるだろう?」
「手切れ金渡して親子の縁を切ろうとする親父を
兄さんは何とも思わないの?」
「いいじゃないか幸せなら。
俺、親父がずっと1人でいるほうが心配だったし、
人並みに結婚しようと思えるようになったことは、
心底うれしいんだよ。
これであの人も自分の人生のために歩き出せたんだって。」
業兄の穏やかな表情から、
本気で、そう言っているのだということが見て取れた。
5年前に結婚し、家庭を持っている兄さんは、
いじけたの僕感情なんてあっという間に払拭してしまう説得力があった。