LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして

「それは……会社自体の組織を変えるということになりますよね、

 大きな変革です。


 私の一存でできることでは……」


「無理でしょう?

 今のままでいいんです。


 代われというなら、

 それくらいしてもらえるようじゃないと簡単には引き受けられません。

 と、言っているだけで、

 別にこの店舗に愛着もありますし、

 他の方と交代してくれと言われることに対して、

 それならと、言ってみているだけです。」


彼の言い分、それは確かなのだ、

いまや、社の稼ぎ頭ともいえる店舗販売を、

社員でない店舗単位での契約社員のような扱いで店長を置いている事が、

おかしいのだ、

店長は社員としての立場で、安定した店舗経営を社で当たるべきだ。


「確かにそうですね。」


「ちょっと柊?」


「無理をお願いしているんですもの、

 それ相応の条件を言われてもしょうがないです。


 分かりました。」


「そうですか、分かってくださったのですね。


 じゃあ、この話はなかったことですね?}


「いいえ!

 本社に戻って掛けあってきます。


 もし、その条件がかなうなら、

 新店舗の店長を引き受けてくださるってことですよね?」


「え??」


「ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。」



「ちょっと、あんた俺の言ってること判ってるの?」


「はい!もちろんです。


 なんか目からうろこです。


 そうですよ、せっかくの人材ですもの、社員になってもらえたら、

 会社としても、絶対メリットがあるはずよ。」



「ちょっと柊、大丈夫なの?そんなこと言って。」


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