LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして

その人は頷きながら私の手をとる。

「どうしたの?」」

彗じゃない!

あなたは誰っ?

「俺だよ、忘れちゃったの?」

「違う、あなたは彗じゃないっ」

私の言葉を聞いた瞬間、

その人はぐにゃりと歪む。

形を変えた塊は私に向かって飛びかかる、

「おいっ」

やめて怖い


「おいっ」


「いやああっ」


塊は私の手をぎゅうっと掴むと、

「大丈夫か!」

と声をかけた。


----------------っ




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