LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「ずっといいなって思ってたんですよね、高木さんのこと。
彼氏とかいるんすか?」
隣の課の新人が馴れ馴れしい
私はちらりと見てから、
「いくら無礼講なんて言ったって、
会社の飲み会で年上に失礼じゃない?」
「チャンスは、逃さない主義ですから。」
「そう…」
私は、
隣の席を空けて、
「座ったら?」
と招いた。
ぼんやりと酔った頭の中に
キンキンと響く声は耳障りだったけど、不思議と嫌ではなかった。
必死でアピールしてくる彼が
妙に可愛く感じて、
内容はよくわからないけど
キャンキャン吠える子犬みたいだな。
なんてぼんやり見ていた。
「って高木さ~ん聴いてるんですか?
リアクション低すぎですよ。」
顔の可愛さと、勢いの若さが妙にマッチしていて、
あははっと声に出して笑ってしまう。
そしてはたと気づいて目が覚めた。
行ったり来たりする
グラスを持つ子犬くんの指。
目の前の器用そうでいてスラリと伸びた指。
指フェチ。
それは私の秘密の性癖。
この指ビンゴだ
めちゃめちゃさわりたい
不覚にも心を奪われてしまった。
「指。」
「え?」
「指綺麗ね。」