LOVERS♥HOLICK~年下ワンコと恋をして
「柊。ここ出よう?」

「え?」

「部屋、とってあるんです。」

「彗?何言ってるの?」

「こんなエロい柊をあの人に見せるのは我慢できなくなりました。」


な、何言ってるの?

パーティ会場は人で溢れていて、

これから始まるっていうのに。


「や、やだ彗った…んむっ」


熱くて強引なキス

こんなセレブだらけのパーティ会場の人ごみで

キスするなんて

なんて

なんて淫らで刺激的


唇を開き

彼の情熱的なキスを受け入れる、


部屋に響くリップ音と

お互いの口から漏れる

吐息に混じった水音が、

官能を刺激する。

なにより、

私の頭を書き抱く繊細で長い彼の指が

直接脳を麻薬のように刺激して、

何も考えられなくなる。

一体周りにはどう思われているんだろう。

そんな思いが頭をよぎったけど、

もうそんなのどうでも良くなってしまった。
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