アニメオタクですいません。

神沢くんの後をトボトボと歩く。



旧校舎って物置ってイメージしかなかったな…


漫画研究部がここで活動してるってこともあまり知られてないのかも。

だからファンの子は放課後は帰っちゃう子が多いのかな?



「俺達が入る前の漫画研究部は校舎で活動してたんだけど…俺達が入部した後、女子がたくさん来ることが多くなっちゃって…」


神沢くんは言った。


「それで内緒に旧校舎に移動させてもらったんだ。」
「マジすか!?なら…私が入部したとばれる心配も…?」
「ないと思う」



なんと…!ということは!

昨日神沢くんと居たのは「先生に頼まれごとしてたから~!もうこき使われちゃったよ~疲れた!」的なこと言えば何とかなる!




「うっふふふ、私の人生はまだ終わらない」
「…」


私は小さくガッツポーズをした。
すると突然黙った神沢くん、何故か肩は震えていた。



「…神沢くん?」
「ご、ごめん…西田さん、面白すぎ…」




どうやら笑っているらしい。
顔は見えなかったけれど…




___どこに笑いの要素があったの!?



すると、前方に見えた建物。

前に一度先生に頼まれて資料を持ちに来たことがある。



古い建物。





…間違いない、あそこが…


「旧校舎…!」

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