鉄の救世主Ⅱ(くろがねのメシアⅡ)
本社
「Hello」

戦術自衛隊習志野駐屯地の一室。

司令が国防総省長官と電話で会話している。

「Although it is an affair of an experiment squad in question…Darfur is evacuated and it was begun to say that he would like to go to Colombia.
(例の実験分隊の件なんですが…ダルフールから撤退して、コロンビアへ向かいたいと言い始めました)」

そう告げる司令の表情には、困惑の色が見て取れる。

「Colombia is a place with the head office…Military power is concentrating.
An experiment squad still has utility value…It is whether it is premature to send them in now.
(コロンビアは『本社』がある場所…戦力が集中しています。まだ実験分隊には利用価値がある…今、彼らを送り込むのは時期尚早かと)」

司令自身は、実験分隊…つまり小川分隊をコロンビアに派遣するのは乗り気ではなかった。

しかし。

「Really, I understand.
(そうですか、わかりました)」

渋々了承したように、司令は頷く。

「Then, I notify an experiment squad's Colombia detached duty with today.
(では本日付で実験分隊のコロンビア派遣任務を通達致します)」

その言葉の締め括りに。

「That excellent members lose their life cruelly feels painful rather also as me.
(優秀な隊員達が無惨に命を落とすのは、私としても些か心が痛むのですが…)」

そんな台詞を残して。

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