“ヒカリへの道”

「光、今からバスケしに行かね？」


「バスケ！
いー、するする」


光は男子とも仲がいいし、クラスの中心人物だと言っても可笑しくないくらい…


だから尚更分からなかった。



どうして私に話しかけて来るんだろう...


「凜もいくか？」


小さい子見たいな無邪気な笑顔を浮かべて、私のことを誘う。


断りにくい...

でも、


「私は遠慮しとく」


「そか...」


あからさまに落ち込んでる光に少しだけ罪悪感が生まれた。


でも、バスケなんて私は出来ない。


まずスカートだし…


「楽しんできて」


いつまでも落ち込んでる光に、少し笑顔を作って送り出した。