“ヒカリへの道”
「ついたー!」
一悶着合ったのち、やって来た場所
それはキャンプ場…
少し南に歩けば海が
北に歩けば登山口が
東には町がある
そんななかなか環境の整った場所…
「予約してた小野です」
「小野さんですね、4名でのご予約でよろしかったですか?」
「あ、はい」
説明を受けている光を残し、私たちは先にもらった鍵を持ちロッジへ向かう。
キャンプ場といってもテントを自分等ではるわけではなくロッジを予約したらしい。
「うわぁー、すご!」
ーーーめっちゃオシャレ
「こんなとこ高いんじゃないの?」
「大丈夫、ここ俺の知り合いの人がやってるから毎年少しおまけして貰ってるんだ」
百合と棗のそんな会話を聞き流しながら、荷物を下ろした。