ナンパ男との恋〜総集編〜
「お疲れ様でした」

急いでアパートに向かい
部屋を見るけれど

明りはついてないまま・・・

鍵を開け
部屋を見渡すけど

朝、出かけた時のまま

輝樹がいないという事を
物語ってるようだ。


輝樹の電話にかけても、

かけても・・・

電源は切ってあるまま
繋がる事もなく

また、待ち続ける時間が続くんだと
見えない出口。

消えることのない不安。

何で・・・

いっつも
私だけ・・・

そんな時、

番号だけの着信。

「も、もしもし?」


輝樹かもしれない。

そんな期待を寄せながら
出た電話は

「去川ですけど・・」

・・・去川さん?

「何で この番号・・・」

「院長に聞いて・・・
すいません」

「あ、いえ・・・・
何か・・・?」

「伝言が」

「伝言・・・?」




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