ナンパ男との恋
準備を整えて
駅前の店へ向かうと・・・

・・・思わず足が止まってしまった。


「まだ、誰も来てないよ」

「そうみたいですね・・」

つい、さっき
去川さんと関わらないようにしようって
気を引き締めようって決意したばっかなのに
よりによって
何で しょっぱなから
待ち合わせ場所に 去川さんと2人きりにならなくちゃいけないのよォ・・・

「あのさ、」

「え?」

去川さんの方を向くと


「とおるくんも春菜ちゃんも
来るの早っ」

何かを言いかけた時
正樹くんが ちょうど到着し


「やっぱいいや」

小声で そう言うと
正樹くんに


「早いって 基本5分前到着だろ?」

「うわっ、キザ男のセリフが
とおるくんから飛び出した~」

「あれれ、もうみんな集まったの?」

さおりさんも到着し
7時が少し過ぎた頃には
みんなが揃い
中へ入り

飲んで、飲んで
開始から1時間後には
さおりさんや、みきさん、
そして みさとさんも
酔っ払い

さおりさんは いつの間にか
隣で飲み会をしていた
見知らぬ男性と盛り上がり

みきさんは 正樹くんの隣から離れず
院長は いつの間にか
カウンター席に移動し
店員さんとしゃべり、

私はというと・・・・・


「へぇ、とおるが言ってた女って あんたの事だったんだ?」

「はぁ・・・・」

何と言われてるかは 想像できないけど・・・

なぜか、去川さんの彼氏という方に 絡まれてるという

それはそれは 最悪な状況に陥っているのでした・・・


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