ナンパ男との恋〜総集編〜
「初めまして、私 野木と申します。
今日は よろしくお願いします。」

「こちらこそ よろしくお願いします」

「それでは、まず・・・・
質問からいいでしょうか?」

「あー、はい どうぞ」

「これだけの人気があるのに
撮影も 数ヶ月に一度しか受けないっていうのには理由があるんですか?」

「いえ、しいて言えば
地元が やっぱ一番いいんで
頻繁にこっちくるのも しんどいし
そんだけの理由です」

「え?こっちに住んでるんじゃないんですか?」

「住んでないですよ。」

「そうなんですね~
じゃあ テレビに出るのが嫌いとかいうわけじゃないんですね」

「あー、嫌いですよ?」

「え・・・?」

「だって、雑誌だったら声とか分かんないじゃないですか。
でも テレビだと 完全に分かるでしょ?
だから すっげー拒否してたんですけどね。
けど、事務所の社長が新作発表なんだから
宣伝しろってうるさいんですよ。それに
これ出たら 2つ仕事減らして早く帰れるって言うもんで」

「そ、そうだったんですね。
という事は うちの社は いいタイミングでラッキーだったんですね。
えっと・・次の質問は・・
ズバリ、好みの女性のタイプは?
これは 世の女性が気になる所ですよね」

「好みですか。
特にないですねぇ・・・」

「じゃあ、今まで
付き合った女性って
どんなタイプの方々ですか?」

「来る者拒まずって感じなんで」

「え?あ、あの・・・」

「冗談ですよ。
自分と合うか合わないか
そんだけです」

「なるほど、たしかに
一番 重要ですもんねー」

「あっ、そろそろ時間みたいなんですけど
もういいですか?」

「え、あ・・・最後に
視聴者の方に一言お願いできたら・・」

「あー・・・・
今回 発表されたやつって
結構 着心地いいんで着てみて下さい。
応援よろしくお願いします。」

「モデルの輝樹さんでした。
今日はありがとうございました」

「ありがとうございました」



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