ナンパ男との恋〜総集編〜
「ははは、分かんないか。」

そう言いながら
私の頭を撫で
優しそうな顔で笑う。

こういう時
胸がギュウって・・・

なって・・・

もう、何を怒って、
何に悩んで・・・

なんて事が
吹っ飛んでいきそうになる。

「まぁ、でも
春菜は
男と遊ぶの禁止な」

「え?」

「え?って
当たり前だろうが。
遊ぶどころか
会うのも禁止な」

「ちょ・・待ってよ・・・
じゃ、輝樹は?」

「俺が どうした?」

「輝樹も
私と同じにしてよ」

「春菜と同じって
女と遊ぶなって?」

「うん・・・」

「努力はするけど
たぶん 無理だな」

「なっ・・無理って
何それ・・・」

「飲み会にも女はくるし、
ダチと遊んでも 女がいる事があるし
まぁ、何より
俺に女と会うなって事は
男友達とも遊ぶなって事になるしな。
たいがい 女がいるからな」

「そんな・・・・の
ズルイじゃん。
じゃあ 私も
友達と遊んで 男が混ざってるのはいいの?」

「春菜はダメ」

かなり・・・・
矛盾してる気する・・・






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