ナンパ男との恋
「じゃあ、何・・・?」

「ん、まぁ・・・
そのうち、時期がきたら・・
ちゃんと説明すっから。
今は、知らなくていい、
俺も せっかく取り戻した女に
また振られたくねぇしな。はは・・」

知らなくていいって
そんな事言われたら
すっごく気になるんだけど・・

「そんな顔すんなって。」

「だって・・・・」

「ほら、もう少し
寝とけ」

そう 布団に押し込まれるように
横になった。


待ち望んで、
ようやく
手に入れた
一つになるという事を
素直に喜べないのは

この まだ続く鈍痛のせいなのか
輝樹の知られたくない事が
あるという事実のせいなのか、

そんな事を・・・

考えないように、

ただ、一つになれた事だけの幸せを考えるようにして
そのまま眠りについた。


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