ナンパ男との恋〜総集編〜
「ほら、座って。
ひとまず、携帯は?
貸して」

バッグの中から取り出した携帯を渡すと
そのまま電源を切り
返された。

「迷惑かけて、ごめんなさい」

「落ち着いた?
あっ、ちょっと待ってて」

そう言うと どこかに電話をかけ始めた。

「あっ、お疲れ様です。
宮下ですけど
今夜、体調悪くて、はい。
すいません、明日は来ますので・・」

「はい、これで
今夜は 私も仕事休みだから
何があったか話して?」

私は、緒方さんの事、
不安が消えない事、
輝樹が今、緒方さんを送りに行ってる事を
すべて話した。

「なるほどね・・・
っていうか、何で
そんな女に気遣う必要があるわけ?
意味わかんない。」

少しだけ怒ったような表情だ。

「それは・・・」

「あっ、帰ってきたみたいよ?」

輝樹の車が駐車場に停まった音がしてから

しばらくして
家の玄関が閉まる音がした。

< 748 / 1,390 >

この作品をシェア

pagetop