ナンパ男との恋
「あ、あの!
これ・・・・
読んで下さい!」

「は?お、おい・・・
まっ・・・・
今の時代に手紙って・・・
なぁ、春菜?」


相変わらず、
輝樹目当ての女性には
隣にいる私の存在は写らないみたいだけどさ・・・


「私に言わないでよ。」

「おっ、やきもちか?」

「違うし・・・
呆れてんの!
愛想ばっか振りまいてるから
そういう事になるんじゃん」


「ははは、心配しなくても
俺は 春菜しか興味ねぇぞ?」


とか何とか言っても、
女友達は 
相変わらずたくさんいるし
 
話しかけられたら
普通に愛想ふりまいて
話してるし・・・・

私が隣にいるのに
普通に 告白されたり
逆ナンされてるし・・・


何だかんだ
きれいごと並べたって
こんなに輝樹の事を
好きである以上
余裕なんてものは
うまれないのかも・・・

まだまだ、
前途多難だけど・・・

いつか、
輝樹の隣にいる私の存在が
他の人達にも写るように・・・

釣り合うような
大人の女性になっていきたいな・・

なんて・・・



思いつつ

前途多難な同棲生活は

本格的に動き出したのでした。
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