イセイレ~乙女ゲームのモブに転生しました~
ビクリッと肩が跳ねる。
「ねぇ、聞いてるの??」
顔を覗き込んでくる彼の顔を見て、顔の筋肉を無理やり動かして笑顔を浮かべる。
ドクリッドクリッと心臓が激しく動く。
例えるならば、お化け屋敷の中に入っているときの心臓の動きに似ていると思う。
ただ、下手をすればココはお化け屋敷以上に怖い場所かも。
『ごめんなさい、ちょっと考え事しちゃった』
「もーちゃんと聞いてよ!!」
頬を膨らませた彼に、苦笑いを浮かべながら謝った。