一途な彼女と意地悪な彼



その時、やっと裕がやって来た。


「遅いよ...」
「ごめんっ。ちょっと寝過ごしちゃって」
「うん。いいよ、裕らしいし」
「なにそれっ。まぁいいや。早くいこっ。」


あまり気は進まないけど….。


「あ、美香さん!」
「裕ちゃんこっちこっち」

美香さんって人が先輩ののかな?


「あのっはじめまして!裕に誘われてきました、合川 椿です」
「こちらこそ。佐山 美香てす。よろしくね 」


優しそう。


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