一途な彼女と意地悪な彼
「ねっ!椿ちゃんは何の歌歌うの?」
「…あ~あたしはいいです」
「えぇー俺椿ちゃんの歌声聞きたい」
「…っ!」
ひいっ!?
行きなりさっきの良樹とか言う人が来たと思ったら、肩にてが回ってきた。
スキンシップが半端ない。
なんかやだよ…。
嫌だけど、もしこの人が祐介だったらな。
何て、考えてみたけどあり得ないか。
はははっ…。
何にも楽しくない。
「椿大丈夫?」
裕が、隙をついてあたしに話しかけてくれた。