幼い頃の小さな約束
「なんだか、あたし達がいない間に、京香に迷惑かけちゃったね」
「そうだね。ごめんね、あたしのせいで」
あたしは申し訳なくなって、俯く。
その途端、おでこに衝撃がきた。
小さくて、でも真っ直ぐな痛みだった。
「ばーか、何言ってるの。あたしが好きで、首を突っ込んだだけなんだから」
そう言って、ニカリと笑う。
理沙はあたしのおでこに、でこピンをしたようだ。
首を突っ込んだだけではないと思う。
あたしを助けてくれたんだ。