幼い頃の小さな約束
京香が首をクイッと傾けると、亮太は顔を真っ赤にした。
「さ、さあなっ!!てか、なんで俺に聞くんだよ!!」
むう、やはり美人は得だ。
あたしがあんなことしても、亮太はあんなに照れないだろう。
馬鹿にされるのが、オチだ。
そういえば、転校生ってどんな子だろう?
仲良くできればいいけどな。
あたしが考え事している時に、こんな会話をしていたなんて知らなかった。
「理沙が大人しくなったら、モテモテですね。・・・良いんですか?」
「う、うるせえっ!!関係ねえよっ!!」