幼い頃の小さな約束
ゆきの一言に、あたしの体は凍りついた。
ばれていたなんて、全く気がつかなかった。
あたしは、心の中で冷や汗をかく。
「な、何のことかな?変なこと、言わないでよ」
「結構前から気づいてたよ。理沙は、自覚が無かったみたいだけど」
さらりとゆきは、あたしに暴露する。
何の表情も読めずに、あたしは困惑する。
いつものゆきとは、全然違う。
「あたしに遠慮しなくて、良いよ。・・・好きなんだから」
ゆきは初めて本当に、あたしの目を見た。
少し、試すような輝きを放っていた。