幼い頃の小さな約束
「どうすんの~。あたしは、メイドなんて柄じゃないんだけど」
溜め息をつきながら、理沙は吐きだすように言った。
そ、そんなに嫌なんだな・・・
「あたしだって、すごく断りたかったですよ。でも、あの雰囲気じゃ・・・」
京香ちゃんも落ち込んだ様子で、話し始める。
二人とも、すごく暗い。
「でもさ、あたし達が人気って。変なこと言うよね・・・」
あたしも二人に便乗して、静かに呟いた。
メニュー