幼い頃の小さな約束
あたしは次の言葉に、耳を澄ます。
最後まで聞かなきゃ、いけなく思えたから。
なんとなく、ゆきの話は大事なことだと思ったし。
でも、なんだかすごく不安な気持ちになってくる。
ゆきは、少しだけ言うのをためらっているようだった。
その頬は、うっすら赤らんでいてすごく可愛かった。
ここまでくると、内容が分かってきた。
でも、ゆきから言ってくれなきゃ信じられない。
ううん。信じたく、ない・・・。