幼い頃の小さな約束




あたし達、互いに顔を見合わせた。


みんなうっすらと、緊張しているようだった。






理沙が口を開く。











「ゆき。なんだかこの前は変な雰囲気だったけど、今は忘れよう?」



理沙は照れくさそうに、目を逸らしながら言った。





あたしはその言葉に、涙腺が緩む。


涙が、出てきてしまった。








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