代償
背中に這う上時の手指。
嘘っ………!
本当に………するの!?

「ゃ………………ぁ………っ!!」
「ええ?」
「ぃ………ゃぁ………!」
喉が痛い………。
焼けるように………熱い………痛い………。
「相当、ヤられたくないようだな」
………ヤられたくないよ!!
「細いし、小さいが………まぁ、いいか」
まず離れてよ!!
恥ずかしい!!

「よし。ヤらねぇから着替えろ」
………へ?
「いいところに連れてってやるからよ」
………はい!?
「10分後、ここにいろ」
………ええ!?

離れて、ケータイを手に取る。
慣れた手つきで弄って、
「15分後、いつものとこに集まれ。遅れたら潰すからな」
………潰す!?
何それ!?
「追加。ビビり連れてくから大人しくしてろ。泣かせたら沈めるぞ」
………あんたが言うと本当のことに聞こえるよ。
「あぁ。………そうだな。あ?………だな」
………上時、何なの?

さっさと着替えろ。
目で語る。
………はい。
自室で着替える。
どこ行くんだろ。
………制服でいいのかな。
それしかないよ。


部屋から出ると、
「………制服か。まぁ、いいか」
ケータイをワイシャツの胸ポケットにしまう。
「じゃぁ、行くか」
上着を羽織り、外へ出た。
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