包帯×イケメン=愛してる。

兄貴は血を飲むことで、どんどん強くなる。


もう、親父すらかなわないくらいになっていたんだろう。


俺は、いそいで応援を呼ぶ。

そして、そのまま追跡を続けた。


兄貴はある家に入っていった。


静かに。


俺は、応援を待った。


一人で行ってもかなわないのはわかっていたから。


兄貴は一人の女を手にかけ、血をすすり始めた。


俺はただ、黙ってみてることしか出来なかった。


そして、気づいた。

兄貴を睨む女の子に。


それには兄貴もすぐに気づいたようだった。

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