包帯×イケメン=愛してる。


ラディアが来ると、男は静かに部屋を出ていった。


「ーーー!お母さんっ!!!!」



私はすぐさまお母さんの元へかけていく。


けど、お母さんはもう、


熱を失っていた。


冷たい感覚だけが、抱きしめた私に襲ってきた。


そして、ラディアは、私にこう言った。


「俺以外の男と、タメ口で話すな」と。


「なんで?」


「理由はなんでもいいだろう。ただ、お前にこれをやる代わりに約束を守ること。いいな?」


そう言って差し出したブレスレット

私は静かにうなずいた。


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